営業職から“億り人”へ:ゼロから這い上がった男の話

「正直、営業なんて仮の仕事だと思ってた」
そう語るのは、現在40代で不動産収入と株式投資を柱に資産1億円以上を築いた、元・営業マンのA氏。
彼のスタートは平凡どころか、むしろ少しネガティブなものだった。新卒で入った会社を半年で辞め、なんとなく選んだのが「営業職」だった。
■“人生の底辺”から始まった営業
当時の彼は、いわゆるテレアポ営業。
しかも商品は投資用不動産。営業先は、突然電話をかけられる個人投資家たちだ。
「9割がガチャ切り。残り1割が罵倒。メンタル削られる毎日でした」
最初の1ヶ月で、アポはたった1件。それも契約には至らなかった。同期はどんどん辞めていった。
だがA氏は、“なぜか”辞めなかった。理由はシンプルだった。
「成果出さないと何も始まらない。それだけでした」
■初契約で見えた「お金の現実」
ある日、A氏は初めて契約を取った。
1件の契約で、歩合が30万円。基本給は18万円。たった1件で給料が2倍近くに跳ね上がった。
「ヤバい。営業って、稼げる」
そこから彼は豹変した。ロープレを録音し、先輩の会話を全部メモに起こし、スクリプトを自作した。
結果、2ヶ月後には月3件契約を獲得。インセンティブだけで月90万円を稼ぎ始めた。
■「年収1000万円の男」は案外フツウだった
当時の彼の年収は1,200万円。確かに同世代の2〜3倍。
だが、その生活は想像と少し違っていた。
「毎月稼いで、毎月使ってた。時計、車、飲み代、家賃。貯金はほとんどなかった」
そんな彼が“変わる”きっかけとなったのは、30歳で出会ったとある先輩営業マン。
年齢は40代、派手な車もブランドもない。ただ一言、こう言った。
「お前、1億円持ってるか? ないなら、稼いだことにはならないぞ」
衝撃だった。
■“億り人”へのスタートは「仕組み化」だった
A氏はその言葉をきっかけに、金の使い方を変えた。
月収の半分を貯金。さらに金融リテラシーを身につけるべく、資産運用を勉強。
- まずはNISA・iDeCoで長期投資
- 次に不動産投資(ワンルームマンションから)
- 株式投資で優良銘柄を中長期で保有
これらを「営業の本業で得た収入」から仕組み的に回すようになった。
結果、年収はキープしながら、資産が少しずつ増えていった。
■“自分が働かなくても金が増える”実感
最初の数年は地味だった。「年間100万増えた」とかその程度。
だが、投資用不動産の家賃収入が月5万円 → 15万円 → 30万円と増え、株の含み益も出始める。
「営業で稼ぐお金は“労働収入”。投資で増えるお金は“資産収入”。両方を組み合わせたら、桁が変わる」
彼の言葉通り、35歳の時点で年間の資産増加額は400万円。
40歳で資産は1億円を超えた。億り人の誕生である。
■なぜ彼は営業職から成功できたのか?
その秘訣を聞くと、意外とシンプルだった。
「断られても“原因分析”して修正してただけ」
「自分の数字は“感情”じゃなく“事実”で判断してた」
「運任せにせず、全て再現性のある形で考えた」
つまり、“根性論”ではなく、営業をデータと仕組みで分析していたのだ。
■営業職は「稼げるが、使い切って終わる人」が9割
A氏は言う。
「営業職は、正直“向いてれば稼げる職業”です。だけど、稼いだ金をどう使うかまで考えないと、いくら稼いでも残らない」
稼ぐのが営業。残すのが金融知識。増やすのが投資。
この3つを組み合わせた時、営業職からでも“億り人”は実現可能だ。
■あなたも「営業×金融リテラシー」で資産1億円を狙える
このストーリーは、フィクションではあるが、現実に近い例も多い。
営業職は成果に対して報酬が高く、収入を短期で大きく伸ばすことが可能な数少ない職種だ。
しかし、「使い方」を間違えるとすべてが消える。
大事なのは、「今の収入の延長線上に、未来の資産設計を描けているか」。
🔚まとめ:営業職こそ“億り人”の入り口になれる
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- 営業職で身につくのは「稼ぐ力」
- それを「残す力」「増やす力」と掛け算することで“億り人”が見える
- 「働き方」より「お金の使い方」が人生を決める